問(1) ①「二つのグラフ」はどのようなことを示すために出されているか。
1.人はグラフグ形ではなく、数字から情報を得ていること
2.同じ内容を表すものでもグラフの作り方で印象が変わること
3.グラフの日盛りは0から始めなければ正確な情報は伝わらないこと
4.伸びが著しいか鈍いかは、人間の印象によって変わるので意昧がないこと
問(2) ( ② )に入るのは次のどれか。 1.グラフを形で見ている 2.グラフを数値で理解している
3.グラフをあまり信用していない 4.グラフをいろいろな角度から見ている
問(3) ③「グラフは数値を忠実に翻訳したものではありません」とあるが、それはなぜか。 1.グラフでは、わずかな数値の差が表しにくいから
2.グラフの中には、正しい数値が書かれていないことが多いから
3.数値をグラフにするとき、グラフを作る人の考えで形が変わるから
4.数値をグラフにするとき、少し数字を変えてしまってもわからないから
問(4) 筆者はグラフを作ることに関して、どのようなことをすすめているか。 1.自分の考えを明確にするために、まずグラフを作ってみること
2.数値を客観的な事実として示すことができるようなグラフを作ること
3.自分の考えをはっきウさせてから、それを的確に伝えるグラフを作ること
4.自分の主張に合わせるため、時には事実と反対の印象を与えるグラフを作ること
(3) ストレスは、むやみに避けるものではなく、適当につき合っていくべきものである。 そのつき合い方に示唆(注1)を与えてくれる動物実験を紹介しよう。 この実験では、2匹のラット(実験用シロネズミ)のしっぽを電線につなげて、そこに電気を流す。ラットは痛いので騒ぐ。ラットにとって、電流は大変なストレッサー(注2)だ。 2匹のうち「上司」とよばれるほうは、前脚で、目の前のスイッチを1回押せば電流を切ることができる。しっぽに痛みを感したら、スイッチを押して電気ショックを回避(注3)できるのである。もう1匹、「部下」とよばれるほうは、自分で電流を切ることはできない。上司が切ってくれるのをひたすら待つだけである。 この2匹に電流が一定量流された。上司と部下、両ラットがしっぽに受けた電気 ショックの量は全く同じである。それなのに、2匹のラットの胃を調べてみると、上司のほうが部下よりも潰瘍(注4)が小さかった。 この結果は、ストレッサーがあっても、自分でコントロールできれば、悪影響は少ないことを意味している。ストレッサーの量よりも、そ札をコントロールできるかどうかのほうが重要なのだ。しかも、コントロールできるかどうかは、多分(注5)に主観で決まる。 たとえば、艮い時間働いている人が、それを強いられたものと思えぱ、長時間労働はストレッサーとなる。ストレスを引き起こし、からだと心に深刻な影響が出る。ところが、自分が好き好んで長い時間働いていると思えぱ、長時間労働というストレッサーを コントロールしていることになる。したがって長時間労働はストレスの悪影響を生まない。現実は一つでも、それをどう受け止めるかは当人次第なのである。 (相川充「反常識の対人心理学」による) (注1)示唆:ヒント
(注2)ストレッサー:ストレスを与えるもの
(注3)回避する:避ける
(注4)潰傷:ストレスなどが原因で、そこなわれた体の組織 v (注5)多分に二大いに
問(1) ラットを使ってとのような実験が行われたか。
1.電流を流し、ラットがそのストレスからどのように身を守るかを調べる実験
2.電流を流し、そのストレスが与える影響は条件によりどう違うかを調べる実験
3.電流を流し、2匹のラットのどちらが早く電流を切ることができるかを調べる実験
4.電流を流し、それが胃の潰瘍を小さくするのにどの程度効果があるかを調べる実験
問(2) この実験で「上司」、「部下」とよばれる2匹のラットの役割は、次のうちどれか。 1.「部下」が「上司」の分の電流も受ける。
2.「上司」が命令し、『部下」が電流を切る。
3.「上司」がスイッチを押して、「部下」に電流を流す。
4.「上司」がスイッチを押して、自分と「部下」の電流を止める。
問(3) ラットの実験の結果から、どのようなことが言えるか。 1.ストレスは、多ければ多いほど悪影響が多い。
2.ストレスは、他との競争がある場合、悪影響が多い。
3.ストレスを自分で調整できる場合、悪影響は少ない。
4.ストレスを他から与えられる場合、悪影響は少ない。
問(4) 長時間労働によるストレスの悪影響を少なくするには、どうすればいいか。二の実験から推測できることは何か。 1.職場の上司からの指示でも時には断る。
2.嫌な仕事でも力を抜かないで一生懸命仕事をする。
3.自分で時間をコントロールしてうまく体を休める。
4.やりたいという気持ちを持って前向きに仕事をする。
問題Ⅲ 次の(1)から(5)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1.2.3.4から一つ選びなさい。 (1) 私には、ひとをほめるクセがある。「ひと」というのは、芸術家諸君のことだ。これ は、私の心がひろいからではなく、せまいからである。どうしても、ほめられない相手もあるが、少しでも美点を発見するように努力すれば、たいがいはほめられる。たとえ ひとを傷つけても、正しい見解を主張するのが、批評の厳格さであろうが、なかなか①この原則が守れない。守れないというのは、私の心が狭い、弱いからであろう。やっつけやろうと、攻撃だけを心がけるのも、実に狭いやり方であるが、万事ホドホドに、あたりさわりのないようにというのも、②よくないと思う。私は時によると、かつて自分の作品を非難した仲問の作品に対して、ことさら甘い点をつけることがある。これは、 自分をやっつけた相手に対しても、寛大な態度を示したい、つまり自分の心のひろさを証明したいためであり、結局は心のひろさではなくて、心のせまさを暴露していることになる。 (武田察淳「武冊泰淳全集第16巻己による) (注)あたりさわりのないように:無難に
問(1) ①「この原則」とは筆者のどのような態度を指すか。 1.芸術作品の批評をする時、少しでも美点を見つけようと努力する態度。
2.芸術作品の価値を見極めるため、批評を行う際の厳しさを失わない態度。
3.芸術作品の批評をする時、作品だけでなく芸術家を決して傷つけない態度。
4.芸術作品の真の価値にかかわらず、常に厳しい批評や主張で攻撃する態度。
問(2) ②「よくないと思う」とあるが、筆者は個がよくないと思っているか。 1.厳密な評価ではなく、甘めの評価を示すこと。
2.批判されたことがある相手の作品を攻撃すること。
3.批評において、常に正しいと思う見解を伝えること。
4.厳しい評価によって、自分の能力の高さを証明すること。
(2) 親孝行という話をすれば、私はいろんな人に、子供に期待するなよ、ということを言うんですね。なかば冗談なのですが、子供は親孝行なんかする必要ないんだと。なぜかといえば、子供が生まれる前、そして生まれた瞬間、それから六つ七つぐらいまでのあいだに、子供は親に生きる喜びというものを十分与えつくしているのだから、というふうに言うのです。 昔、私の友人でも、生まれる子供の名前を一生懸命に考えて、暇があればノートに書きつけているような男が、おりました。そのことは彼の生きていく上でのひとつの喜びだったと思います。そして子供が生まれる。そのうちに片言でパパ、なんて言ったりす る。それから歩くようになる。(中略)幼稚園にはいり、小学校にあがる。子供の誕生から成長の過程のなかで、そのつど両親は言葉につくせないほどの人生の喜びというものをあじわいっくしているんじゃないかと思います。
(五木寛之「人生の目的』による)
問(1) 筆者の考えと合うものはどれか。 1.親は子供に親孝行を期待してもよいが、子供が十分成長するまで待つべきであろう。
2.親は子供が幼い時に愛情を与えつくしたのだから、子供が親孝行するのは自然であろう。
3.子供は幼いころに親に対して生きる喜びをすでに与えておリ、それが何よりの親孝行であろう。
4.子供の成長長は親にとって生きていく上で喜びだが、子供の側も親が喜ぷように孝行するべきであろう
(3) ほんの一昔前まで運動中に水を飲むことは、よくないとされていました。かなり長時 間の厳しい運動でも水を禁止していたのです。水を飲むことで疲労が増し、胃腸にも悪い、という"理由"でしたが、実は根性(注)論がその背景にあったのです。安易に水を飲むようでは最後まで頑張れるはずがない、強くなれないというわけです。 しかし、今口では水は飲みたい時に飲みたいだけ飲んでよい、という考えに変わってきました。飲みたいのは、からだが要求しているのだ、という考えが背景にあります。 (藤原健固「歩きの科学」による)(注)根性:困難に負けない強い意志
問(1) この文章の内容に合っているものはどれか。
1.今は運動中に水を飲んでも根性がないとは言われない。
2.今では運動の激しさによって水を飲む量が決まっている。
3.昔から運動中に水を飲むのはからだにいいと言われてきた。
4.今より昔のほうが長時間の厳しい運動に耐えられる人が多かった。
(4)
言語は人間に与えられた最上で最良の贈物であって、その贈物の大部分は本を媒介として人間に示されているんですね。本にまさる媒介物は将来も現れないでしょう。ですから、本の運命は厳しいなんてことを言う人もいますが、僕はそうは思わない。断言してもいいんですけど、本は絶対になくならない。本がなくなる時、書記言語のなくなる時です。その時、人間はたぶん別の生き物になっているでしょうね。(井上ひさし「本の運命」による)
(注1)媒介:二つのものの間に立って、関係をつけること
(注2)書記言語:書かれた言葉
問(1) 筆者は、なぜ「本は絶対になくならない」と考えているのか。 1.本だけが人間の言葉を正しく伝えるものだから
2.人間の使う書記言語はいつかなくなるものだから
3.本の運命が厳しいというのは一時的なものだから
4.本は人間にとって、言葉を伝える最もよい手段だから
(5) 日本人は「察し合い」の会話をすると言われている。「察し合い」とは、言葉で表現されなくても相手の気持ちや状況を想像してお互いに理解し合うことである。次のグラツは文化庁が2002年1月に行った世論調査で「察し合い」の会話についてたずねた結果である。 それによると、「ア:これからも察し合いの文化を伝えていくべきだ」と考えている人は少なく、どの世代も20%未満で、40代が最も少なかった。また、どの世代も 10-20%が「イ:誤解を招くこともあるので、相手に「察し』を期待しない方がいい」と考えており、「ウ:これからは、きちんと言葉に出して言うべきだ」と考えている人 がさらに多いことを考えると、これからは「察し合い」の会話が減っていくのではない かと思われる。 40代、50代では約40%が「ウ」と回答しているが、「ア」の回答数と合わせて考える と、「察し合い」の会話に一番否定的なのは40代だと言えそうだ。 それに対して、10-30代では「エ:相手や状況によって、察し合いの会話をするかど うか使い分けるといい」という回答が一番多かった。ア=これからも察し合いの文化を伝えていくべきだ
イ:誤解を招くこともあるので、相手に「察し」を期待しない方がいい
ウ:これからは、きちんと言葉に出して言うべきだ
エ:相手や状況によって、察し合いの会話をするかどうか使い分けるといい
問(1) 文章の内容とグラフが合う組み合わせはどれか。 1.A:ウ B:エ C:イ D:ア
2.A:ウ B:工 C:ア D:イ
3.A:工 B:ウ C:イ D:ア
4.A:エ B:ウ C:ア D:イ
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